カメラのAIは、主に被写体認識に使われて来た。これからも認識精度のアップに使われるだろうと思う。一部にアップスケーリングを搭載した機種もあるが、この先、どういう方向でAI機能を搭載していくのだろうか。カメラ各社は、それぞれに研究開発をしているはずだが、生成AIの能力の高さを見ると、方向性が見えにくくなった。
生成AIは、元画像が無くても画像を作ってしまう。ネット上にある情報をチョイスして作っていると思うが、写真を撮る立場から見ると、ちょっと不気味だ。この先、どういう風に進化するのか、素人には全く解らない。
カメラは、眼の前の対象を可能な限り忠実に写すものでなければならない。現状では、それは完ぺきではない。その不完全な画像をAI処理すれば、かなり綺麗に仕上げてくれる。このAIは、現状ではPC上だが、今後カメラ内の現像エンジンこのAIが搭載されるのだろうか。
もしそうなれば、センサーの小さなコンデジでも十分と言うことになる。ただし、それはカメラメーカーが自分自身の首を絞めることになる。現在のミラーレスカメラのシステムを生かすなら、安易なAI化は危険だ。カメラメーカーは、あくまで光学に拘るべきだ。光学(実写)対AI(仮想)の構造を守るべきだと思う。
【今日の写真】
今日の写真は、LEICA100-400mm II+2.0倍テレコンで撮ったもの。少し眠い画像だったので、AIソフトで綺麗に見えるように処理したもの。
焦点距離:800mm(35mm換算1600mm 2.0倍テレコン)
シャッターS:1/1000
F値:6.3
ISO:800
露出プログラム:絞り優先
使用カメラ:LUMIX G9II
使用レンズ:LEICA 100-400mmF4.5-6.3

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