今、OMデジタルの新PENが出ると言うので、ネタ探しでいろいろ調べてみた。そうすると、表題のとおり初代のPEN(1959年)が面白い。初代PENは、大ヒットしたカメラなのだが、開発は「6,000円で売れるカメラを作れ」から始まったのだと言う。手軽な入門機・ファミリー機」という極めて大衆的な位置づけを狙ったプロジェクトだったらしい。
いろいろ模索する内に担当者たちは、反発心もあって、「レンズ」には、高級機にしか使われない4枚構成の 「Dズイコー(テッサー型)レンズ」 を惜しみなく投入。その代り、フィルム代を半分にするため、1コマの半分を使う 「ハーフサイズ」 を採用。さらに、距離計(ピント合わせの連動機構)や露出計を省略し、構造を徹底的にシンプルにしたのだと言う。
しかし、あまりにシンプルで安価な設計だったため、発表前はオリンパスの工場長から「こんなおもちゃ(安物)はうちの工場では作れない」と製造を拒否され、初期の製造を外部の協力会社に委託したと言う。実際に発売してみると、安いのによく写ると大評判になり、その後は、自社製造になったと言うから面白い。昭和的な伝説である。
さて、9月9日に発表される新型のOM PENは、大衆路線の精神を引き継いでいるのだろうか?それとも、それは昔の話だよ、で終わって、高級路線なのだろうか?

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