あめ 雨 まちは雨
強く 弱く また強く
傘を笑い 降り続ける
人も車も道路もビルも
皆いっしょに雨の中
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【雨の吉祥寺 1 (モノクロ)】 |
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【雨の吉祥寺 2 (モノクロ)】 |
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【雨の吉祥寺 3】 |
光が木立を射し
林床に覚せいを促す
目覚めたのは紫陽花か
背景の木漏れ日に
青色が反射して 夏を呼ぶ
「デジカメ浪漫をみる」
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【初夏の光 Ⅱ】 |
キラキラと水面に光が踊り
木漏れ日に睡蓮が咲けば
季節は初夏 夏の入口
過ぎ行く時間は 忘れ去り
今日はここで光の演出を見よう
「デジカメ浪漫を見る」
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【初夏の光】 |
かつて 川は豪雨に暴れ
容赦なく 護岸を削り
田を畑を 家を押し流した
今 知と技で流れは治まったか
薄暮の中に 川の物語を見た
「デジカメ浪漫を見る」
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【薄暮の多摩川】 |
花まつり 花かざり
色合は深く混じり
光彩は永遠に向かう
今日は 花のままに
明日は 花から華へ
「デジカメ浪漫を見る」
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【花から華へ】 |
ゆっくり流れる時間
過ぎ去りし日々を
これからの行く末を
ただ 無言のままに
そこは 二人の世界
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【二人の世界】 |
渦巻く赤い花弁
どう捉え どう写す
赤が白に混じり
一部が溶けて消える
そこに美が見えるか
「デジカメ浪漫を見る」
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【赤のエチュード 2】 |
その赤は本物か 贋物か
記憶の中で照合できるのか
見る眼もなく
写す技もない
ただ 感覚で見分けるのだ
「デジカメ浪漫を見る」
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【赤のエチュード 1】 |
昼さがりのまちは 人も少なく
のんびりと時間が流れてゆく
みんな 満腹のお腹で昼寝だろうか
バスもゆっくり走っているのに
時間を数える年寄りだけが慌ただしい
「デジカメ浪漫を見る」
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【昼下がりのまち 1】 |
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【昼下がりのまち 2】 |
ブレーキを踏む
アクセルを踏む
今日もそこは 喧騒の中
誰が何を考え 何を悩むか
何もかも 騒音の中に消えていく
「デジカメ浪漫を見る」
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【交差点 1】 |
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【交差点 2】 |
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【交差点 3】 |
まちはうごめく
まちは生きている
今日の雨に打たれても
明日のために その時のために
濡れた車窓は知っている
「デジカメ浪漫を見る」
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【濡れた車窓 1】 |
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【濡れた車窓 2】 |
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【濡れた車窓 3】 |
青い空 白い雲
心地よい風
一面に注ぐ太陽
草も樹も葉を広げ
今 エネルギーに満ちる
「デジカメ浪漫を見る」
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【陽光を浴びて 2】 |
草むらが 樹々が
陽光を浴びて
彩りを増していく
時は自然の理のままに
春の深まりを演出する
「デジカメ浪漫を見る」
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【陽光を浴びて】 |
不満と怒り そして笑い
日常は時間の中に 漂流する
誰かうまく岸辺に辿り着け
空の白雲は 失望か希望か
日々刻々 時の車輪は逆回転しない
「デジカメ浪漫を見る」
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【時の車輪 Ⅲ】 |
地上で 子供たちがはしゃげば
空には 騒音の飛行機が飛ぶ
樹上では 鳥が鳴き続け
視界は 今日も喧騒の中
日々刻々 時の車輪は止まらない
「デジカメ浪漫を見る」
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【時の車輪 2】 |
地は 花が覆い
樹は 賑やかに緑が茂り
空は 青と白がせめぎ合う
今 季節は 春
日々刻々 時の車輪が回る
「デジカメ浪漫を見る」
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【時の車輪】 |