にわか雨に ぬれた梅花
花弁は 鮮やかな 白になり
蕊も 蕊として色を増した
春の雨は 花をつくり
樹の命を 次へつなぐ
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【雨上がりの梅花】 |
地を這い 土をつつき
椋鳥は 日々を暮らす
決して楽ではないが
本能のように 地を這い
土をつついて 生きる
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【椋鳥の日々】 |
春のひと時 ひとコマ
香る花を 散らせながら
二羽のメジロは戯れる
その追いかけは 鬼ごっこ
蜜を吸うのも忘れ 鬼ごっこ
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【戯れる二羽】 |
寒風は止み 何処かへ消えて
今季節は 梅が香る春
人も メジロも 花に酔い
心地よい 夢を見る
明日よ 楽しい日になれ
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【花に酔う 1】 |
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【花に酔う 2】 |
梅花に遊び 遊ぶ
蜜を食い 吸いながら
飛び跳ね遊ぶメジロ
時は有限なれど
何時までも仲良く跳ねろ
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【仲良く】 |
咲いた咲いた やっと咲いた
オイラの好物がやっと咲いた
旨そうに 花蜜を吸い
喜び跳ねるメジロは 何時までも
春の贈物に食らいついていた
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【喜び跳ねて 1】 |
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【喜び跳ねて 2】 |
やわらかい風の上で みぎ ひだり
常緑の椿の木立に春風が吹き
下垂した枝先の花は 風に遊ぶ
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【春風に揺られて】 |
花は黄金 黄金色
人は笑顔 笑顔は黄金
レンズは一斉に そこに向かう
春の空気を一杯吸って
サンシュユは 黄金色に輝く
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【レンズを向けて】 |
一進一退の季節の進行に
戸惑っていたクリスマスローズも
林床を照らす春光に
今 一面に花開く
神代の園は 春の真っ只中
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【春光を浴びて】 |
長く冷たい冬を越え
草むらにコバルトブルーの花が咲いた
それは春の喜び みどりのチカラ
原っぱを行く人は皆
やさしい顔で 鼻歌を歌う
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【原っぱの春】 |
日射しの中に
清々しく咲く 白梅
透過光は 花の形をつくり
香りは一面に広がる
そこは 白く輝く春だった
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【白い輝き】 |
暖かい日差しが
梅園をつつむ
人々は カメラを手に
想い出を切り取る
神代の梅園にも
やっと春が来た
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【神代の梅園 1】 |
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【神代の梅園 2】 |
木立の中のその花は
春が運んできた桃色
まだ冷たい空気があっても
その花色で彩られた場所には
暖かく 美しい春があった
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【魅せられて】 |
一羽 群れから離れ
孤独なヒヨドリ
何を考え 何を悩む
冷たい空気が 緩まないのは
お前のせいではないのだ
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【孤独なヒヨドリ】 |
曇天の下
浮かぬ顔の 椋鳥たち
何やら ワイワイ ガヤガヤ
餌の話か まさか消費税?
会議は 何時までも つづく
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【椋鳥の会議】 |
紅梅の 甘い香りの中に
メジロは乱舞して
枝を渡り 飛び跳ねる
花びらを食い 花蜜を吸う
春に酔い 花に遊ぶ
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【花に遊ぶ 1】 |
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【花に遊ぶ 2】 |
力強く 寒気を裂いて
今 この季節 この時
一気に想いを乗せ
椿の花は 咲いた
情熱の花色は 春を拓く
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【情熱の花 3】 |
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【情熱の花 4】 |
常緑の葉の中に
花が咲いた それは椿
ツバキは 木の春
木の花として 春を呼ぶ
情熱の花色で 春を彩る
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【情熱の花 1】 |
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【情熱の花 2】 |
木々は静かに高く
黄花は 一面に咲き
空は青く 花を称え
人は笑顔で 称える
福寿草は 春の喜び
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【喜びの庭】 |
今 やっと春は目覚め
寒気を押して 福寿草の庭は
一面に 黄色く咲き誇った
そこは 神代の舞台
そこは 夢の続きを見る処
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【春の目覚め】 |
花に包まれ 彩られ
心弾ませ 未来を描く
時に語らい 時に歩けば
サンシュユの黄花は
幸せな未来を呼ぶ
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【サンシュユの下で】 |
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【サンシュユの咲く道】 |
花は春 春は花
青空を背景に 嬉々と咲く
やっと来た この時 この季節
花と青空は 春の表現
春の喜び
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【春の喜び】 |
花は力 生きるチカラ
樹は 冬に耐え 冬を越え
今 チカラを示す 花として
人は愛でる そのチカラを
その自然の美しさを
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【花を愛でる人々 1】 |
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【花を愛でる人々 2】 |
ヒーヨ ヒーヨとユズリハに群れ
貪欲に実を食らう ヒヨドリ
好物の花は まだ咲かず
悲しい鳴き声が 寒風に響く
何時まで吹くのか この風は
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【春を待つヒヨドリ】 |
春が来た 春が来た
小さい春が来た
小枝の花と蕾は
春の希望 春の夢
花咲く風を運んで来い
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【小さい春】 |
冷たい風 冷たい空気
遅い季節の進行の中で
やっと咲いた白梅
ちょっと誇らしげに 開いた花は
いつもより白く 春を呼ぶ
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【春を呼ぶ白】 |
猫は きじ猫 ちょっと太め
散歩もゆっくり歩く
その体は 飼い主の愛情か
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【太めのきじ猫】 |
そこに 眠る黒猫は
野良に生きるものか
かじかむ足を抱え込み
寒さに耐えて 眠るその顔は
妙な愛嬌があった
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【眠る黒猫 1】 |
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【眠る黒猫 2】 |
春本番は 先だというが
ここは春の先がけ
薄日の下に 椋鳥が遊ぶ
寒空は やがて引き
芝草は青さを増していくだろう
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【春を呼ぶ椋鳥 1】 |
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【春を呼ぶ椋鳥 2】 |
寒空に 荒らしく飛び交い
時に 泣き交う ヒヨドリ
今は この枝で羽を休めよ
花蜜香る 春が来れば
一気に主役となり 春を彩れ
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【春を待つヒヨドリ 1】 |
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【春を待つヒヨドリ 2】 |
紅梅は 時を待ち
誇らしげに 花をつけた
咲き遅れる木々を気遣いながら
情熱の色で咲いた
寒風に負けず 春を歌っていた
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【春を歌って】 |
寡黙に歩く 人々
何を探しているのか
時に 樹上を見上げたり
時に 茂みの中を見つめて
それは 春を探す人々
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【春を探す人々】 |
厳しい冬の寒風に
凍えた花芽は 今開く
枝の先を競いながら
次々に追いながら 咲く
やっと 微笑の春が来た
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【春の微笑】 |
それは紅梅か 桃色の花
長い冬を越えて
清々しく咲く 春の小枝
咲く喜びを 枝から枝へ
樹から樹へ 伝え広げてくれ
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【春の小枝】 |
樹は高く 冬の空に伸び
曇天は寂しく 侘しいが
いずれ暗い空には 春が届き
樹は歓喜の時を迎え
新緑に輝くだろう
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【曇天の森】 |