2012年12月31日月曜日

冬の樹と空 2


空の青と白が 寒々しい

枝先の冬芽は凍えても

内部の芯に力を溜めろ

春のその時 一気に開き

緑のチカラを見せるのだ


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【冬の樹と空 3】
 

【冬の樹と空 4】

2012年12月30日日曜日

冬の樹と空


葉をすべて落とし

裸の枝が 寒さに震える

枝先の空は 寒い白と青

今日をやり過ごしても

冬はこれから更に深まってゆく


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【冬の樹と空 1】


【冬の樹と空 2】

2012年12月28日金曜日

帰り道


川面に夕暮れが訪れ

静かに水面を泳ぎ

カルガモ達が帰って行く

何所に帰るのだろうか

道草は するなよ


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【帰り道】

2012年12月25日火曜日

生きる樹 2


堂々と空高く

恐れず 怖がらず

ただ真っすぐに伸びる

命のまま 自然のままに 

そびえ立つメタセコイア


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【生きる樹 2】

【生きる樹 3】

2012年12月24日月曜日

生きる樹


強く土を掴み 倒れない

暑い日も 雨の日も

風の日も 陰謀の日も

巨樹は 生きる

黙ったまま ただ生きる


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【生きる樹】

2012年12月23日日曜日

峠の道


そこは 向こうへ行く道

短いトンネル抜けると 街が見える

昔 この峠を越え 人は往来した

夢と希望を繋ぐ場所だった

今も そこを越えると 胸がときめく


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2012年12月22日土曜日

野鳥の季節


冬の居場所を求めて

ヤマガラは山を下り

ツグミは遥々海を渡った

今 眼前で戯れている

野鳥の季節が来たのだ


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「ヤマガラ:EOS 7D」
「ツグミ:DMC GX1」

2012年12月17日月曜日

晩秋の多摩川


枯れた河原の草が風に揺れ

濃い秋の空気の中を 貨物が走る

晩秋の景は 時折冬の顔をみせても

多摩川は悠然と 今日を流れてゆく

止まらない時を 知っているのか


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【晩秋の多摩川】

【晩秋の多摩川を渡る】

2012年12月16日日曜日

団欒


野川は今日も暮れてゆく

日中 遊び戯れたカモたちも

今 一堂に 夕暮れを待つ

夜の寒さは 身にしみるか

いい明日の夢を見よう


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【団 欒】

2012年12月15日土曜日

晩秋の香り


いよいよ風は強く

木の葉も草も 皆散りゆく

侘しさと哀しさが入混じり

晩秋の香りをつくる

枯れた木と草が匂う


「デジカメ浪漫を見る」


【晩秋の香り】

【晩秋の香り 2】

2012年12月10日月曜日

赤の最終章 2


そこには赤い空気が流れ

極まった秋の景があった

最終章を見る人々は

言葉を失い立ちつくす

ただ 無心に酔う


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【赤の最終章 2】

【赤の最終章 3】

2012年12月9日日曜日

赤の最終章


冬の足音を聞きながら

赤が深く染まった

太陽は赤の美を称え

更に強く照射して

季節の最終章を飾る


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【赤の最終章】

2012年12月8日土曜日

晩秋の記憶


樹上の葉は尽く落ちて

地上は枯れ葉で埋まる

風がいよいよ冷たさを増し

日々に頬をさせば

やがて晩秋が冬を連れてくる


「デジカメ浪漫を見る」


【晩秋の記憶】

2012年12月3日月曜日

山茶花 2


暑さの中で虫食まれ

深く傷ついても

この季節 再び命を燃やす

寒気の中に意地を見せ

冬に向かって咲き誇る


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【意地で咲く花】

2012年12月2日日曜日

山茶花


冬に向かうこの時

なぜ咲くか 山茶花

ピンクの色合いが

冷たい風に耐えて

より美しく輝いていた


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【寒気を超えて】


2012年12月1日土曜日

黄葉の世界


青葉は遠い記憶か

眼前に黄葉の世界が広がる

樹上に飽きても

風に舞い 風に踊り

黄葉は地上に広がる


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【黄葉の世界 1】

【黄葉の世界 2】

2012年11月26日月曜日

燃える季節


赤々と炎の如く 燃える

樹が季と気を感じて燃える

赤々と燃える 枝先に燃える

冷たい空気の中に燃える

赤の深さを そこに見た


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【燃える樹】
 

【赤を愛でる人々】
 

2012年11月25日日曜日

もみじの彩り 3


光がそそぐ時 色彩が生まれ

葉は逆光線の中に映される

流れる冷気に 反応しながら

その時 その都度 

新しい色合いを造ってゆく


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【もみじの彩り 3】

【色彩の誕生】

 

2012年11月24日土曜日

もみじの彩り 2


赤の中に赤を見つけた

不思議な色調に目が留まる

光が動けば 色合も変り

刻々と時のテーブルの上で

季節が深まってゆく


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【もみじの道】
 

【もみじの彩り 2】
 

2012年11月23日金曜日

もみじの彩り


ついに来た この季節

もみじが色付きはじめたのだ

冷たい風に吹かれ

光の中に 生み出される

不思議な色合 至高の美


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【もみじの彩り】

【秋想の時】

2012年11月19日月曜日

Aki の記憶


記憶の中にAki が住む

空の青さを欲しがり

イチョウが高く伸びれば

太陽は容赦なく葉を照射して

次々に黄色に変える


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【Aki の記憶 1】

【Aki の記憶 2】

2012年11月18日日曜日

Aki の林


Aki が舞い降りた林は

黄金に色づき

疲れた葉っぱは

地上に休息を求める

林床が枯葉で賑やかになってゆく


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【Aki の林 1】
【Aki の林 2】

2012年11月17日土曜日

黄金色の林


人工の絵具を超える

新しい色彩を持って

Aki が林に舞い降りた

光と光を呼び 重ねて

黄金色に仕上げてゆく


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【黄金色の林】

2012年11月12日月曜日

秋を見上げて


眼前の大樹を見上げれば

秋満開のゆりの木が揺れる

そこは神代の園

季節が秋の絵具を持出して

最後の仕上げを始めたのだ


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【秋を見上げて】 by Eos7D


【秋を見上げて 2】 by GX1

2012年11月11日日曜日

多摩川を飛ぶ


多摩川を飛ぶ

シラサギが飛ぶ

時に孤独に 時に群れて

川風を自在にコントロールして

白を誇り 白い舞を見せる


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【多摩川を飛ぶ 1】

【多摩川を飛ぶ 2】

【多摩川を飛ぶ 3】

2012年11月10日土曜日

多摩川の秋点描


自転車で多摩川を行けば

萎びたキバナコスモスが揺れ

堰堤にも秋の匂いが流れていた

小田急線の鉄橋の下から

若者達の歓声が聞こえてきた


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【キバナコスモスと堰堤】

【二ケ領上河原堰堤】

【河原の人々】

2012年11月5日月曜日

多摩川を渡す


悠々と流れる多摩川に

青空の時も 曇天の時も

大きなアーチを描く

その橋は 多摩水道橋か

人と物が行き交い 夢を結ぶ


「デジカメ浪漫を見る」


【多摩川を渡す】

2012年11月4日日曜日

ほのぼの電車


秋空の下をゆっくりと

多摩川を渡って電車が走る

それは 小田急線か

屋形船の のぼり旗の先を

ほのぼのと 秋の時間を刻んでゆく


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【ほのぼの電車】

2012年10月29日月曜日

秋の記憶


肌寒い風が流れ

青空の下のススキがゆれる

乾いた空気が寂しい

秋の記憶は 重い扉の中

悲しさと侘しさの混合体


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【秋の記憶】

2012年10月27日土曜日

秋を競って


この季節 いち早く

花水木が秋を競って

赤と黄に染まる

逆光に浮かぶその様は

光と色彩のマジック


「デジカメ浪漫を見る」


【秋を競って】

2012年10月25日木曜日

秋一番


吹く風の冷たさを知る時

花水木は 秋一番を競う

葉を透過する光は

新たな赤と黄を創りだす

そこに深まりをゆく秋を見た


「デジカメ浪漫を見る」


【秋一番】