2011年12月31日土曜日

冬の太陽

寒風が吹き 枯れ葉舞う時

太陽は低く 低く 輝く

原っぱに差す光は 黙ったまま

時を止める



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【冬の太陽】

2011年12月30日金曜日

冬の影

冬の日が 寒風の中に低く差す

樹の影を 長く伸ばし

ついでに私の影も 長く伸ばし

きっとあらゆるものの影を 長く伸ばすだろう

冬の影よ 春まで伸びろ


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【冬の影】

ビルの影

都市はビルの塊

鉄とコンクリートの造形が連なる

それでも 谷間には光が射し 時が流れる

ちょと息苦しく 生き苦しい


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【ビルの影】

2011年12月28日水曜日

すずめの時間

群れをなして 飛び とまる

藪の中に隠れ 潜み 一気に飛び出す

戯れの飛翔は ヒラヒラと舞い降りて

無邪気に跳ね また飛び とまる

すずめの時間は 永遠に


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【すずめの時間】

2011年12月27日火曜日

カルガモの時間

野川で遊ぶ

カルガモは今日も悠々と

水に戯れ 餌を取る

時を忘れたカルガモは

明日もきっとここにいる


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【カルガモの時間】

2011年12月26日月曜日

iPhone4sで撮る

iPhone4sの写真をアプリで加工してみた

ちょっとドラマチックで 面白い

原初的な撮影 iPhoneカメラ はまりそう


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【iPhone4sで撮る】

2011年12月25日日曜日

戯れの時 3

小鳥は 軽業師か

幹を上から下へ 下から上へ

自在に動き 飛ぶ

季節の中に 存在を忘れても

次の季節には 主役だ


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戯れの時 3

2011年12月24日土曜日

戯れの時 2

木漏れ日の中を

餌を探して 駆けずり回る

小鳥は 無邪気だ

自覚もないまま 今日の この一瞬を

懸命に生きる 

明日もいい日でありますように


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【戯れの時 2】

2011年12月23日金曜日

戯れの時

ひかり降るその場所は

悲しくないのか 嬉しいか

戯れ 動き 動き回る

無邪気なるその命は

永遠に


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【戯れの時】

2011年12月22日木曜日

光樹

原っぱには 樹があった

樹は 太陽を浴びて 堂々と枝を張り

土をつかみ 石をつかみ 生きている

誰が見ずとも 声をかけずとも

何者も 気にかけず ただ天命を生きている


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【光樹】

2011年12月21日水曜日

原っぱと樹

悠々と原っぱが広がり

その傍らの樹は 絡まるような枝を広げ

粛々と生きている

ゆっくりと時が流れ 差す光もおだやかに

そこはいつか見た 原っぱの光景だ


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【原っぱと樹】

2011年12月20日火曜日

少年

少年は駆ける

少年は笑う 少年は泣く

何も知らず 何も見えず 今日が暮れる

それでも 心は弾み 楽しさだけが追いかけてくる

二度とこないその時 その時間 心行くまで戯れろ


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【少年】

2011年12月19日月曜日

希望の道

野川べりの 道は続く

試合を終えた子供たちは 歩く

今日の反省をしながら 次の試合を描いて

今度こそとつぶやき 今度こそと胸に秘め

活躍の夢は 現実になる

歩く道は 希望の道


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【希望の道】

2011年12月18日日曜日

野川べり

うつら うつら 天気に誘われ 歩く

野川べりは まだ秋模様

空も何やら 冬になれず 戸惑っている

その内に 寒風が容赦なく吹き

枯れ草を ちぎるだろうか


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【野川べり】

2011年12月16日金曜日

燃える樹

季節の最後に燃える

燃えるかのような 樹

もみじは 最後の力で 表現した

赤く 赤く 自らを染め上げ

季節の終わりを 演じていた


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【燃える樹】

2011年12月15日木曜日

縁側

そこは 陽が差す

そこは 憩いの場所

そこは 庭との接点

縁側は 今日も 木漏れ日が差し

楽しい ひと時を 刻んでいた


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【縁側】

2011年12月14日水曜日

窓明かり

部屋には窓明かり

光が静かに入り込み その部屋を照らす

テーブルは恥ずかしげに 少し形を見せ

障子を透過した光は ぼんやりと物の形を表す

そこは 空間と時間がゆっくり交わっていた


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2011年12月13日火曜日

静寂なる庭

秋の陽だまりの中

庭園には水が流れ

静かに 時が刻まれてゆく

水鉢の中に落ちた 葉は

水に押され せせらぎに消えた 


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【静寂なる庭】

2011年12月12日月曜日

花市生花店

昭和初期 建物は建てられた

年月を経て ここに移築せり

古きよき時代が 懐かしい

時は一方通行なれど

振り返る自由はある


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【花市生花店】

(懐かしい昭和初期の看板)

2011年12月11日日曜日

その先は 門

門へと続く敷石は 歩くことを誘う

門の外は明るい 招く声が聞こえる

そこから新しい何かが始まる

新しい体験が始まるのだ


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【門】

2011年12月10日土曜日

木漏れ日の小金井公園

木々は木枯らしにあおられ

振い落とされた葉は 風と遊び 落ち葉になった

陰影はドラマッチックな風景をつくり

その時間を刻む

永遠はないが 一瞬は連続して その美をつくった


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【木漏れ日の小金井公園】



今日は少し足をのばし、小金井公園まで行ってみた。
目指すは「江戸東京たてもの園」だ。

名前はずいぶん前から聞いていたが、訪れるのは初めて。平成5年のオープンだから結構
時間が経っている。
表に建つ正面出入り口のセンターの外装は、ちょっとバブル時代の産物か?と想像させた。
だが、パンフを見ると旧光華殿と言い、紀元2600年の式典で使われた式殿だった。昭和16年
に小金井公園に移築され、ここの開園に合わせて改修されたものらしい。
ちょっと中の建物とは雰囲気が合っていない気がする。


(正面出入り口の建物)

(出入り口右側)

イチョウの葉

風に舞い 落葉が散る

一面に広がった その色は

陽光に輝き 黄色を増す

不思議な形のその葉は

次々に舞い落ち 物語をつくる


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【イチョウの葉】

2011年12月9日金曜日

赤い渦

赤く赤く色づいたもみじ

明るい日射しの訪問を受け

さらに赤く染まる

木枯らしが 本番を迎えるまで

その色で 世界を塗りなさい


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【赤い渦】

2011年12月8日木曜日

古民家

秋の日差しに 古民家はひっそりと

長い歴史を刻んで たたずむ

その価値は 永遠なり


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【古民家】

2011年12月7日水曜日

二人

落ち葉を踏み 草を踏み 歩く

二人の影は伸びて 足跡を追う

秋の日差しは 無口な二人を照らし

心の中まで 透過する

未来は 二人で築け


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【二人】

2011年12月6日火曜日

秋の一こま

イチョウは 静かに葉を落とし 季節をつくる

黄色く染まった一面は 地上の楽園か

その上では すべての願いが叶う

家族は 希望を未来へ繋ぎ 

確かな日々を 刻んで行く


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【秋の一こま】

2011年12月5日月曜日

陽だまり

この時 この季節

陽だまりは 暖かく 人をつつむ

柔らかいこの時は 至福の時間

物語は 無限に空間を越え 夢と希望と勇気を与え

愛を勝取る 魔法のように


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【陽だまり】

2011年12月4日日曜日

落ち葉と私

落ち葉が舞う 風に舞う

一面に 散り 一面に 広がる

私の足元にも 吹き寄せる

秋は深まり 冬の兆しの中で

今日も落ち葉は 風に舞う


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【落ち葉と私】

2011年12月3日土曜日

金秋の丘

ひかりは 魔術師

ひかりは 自然の絵具となり

色づいた木々を 金色に塗り

荘厳な 時をつくる

見る者は 言葉を失い 立ちつくす


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【金秋の丘】

2011年12月2日金曜日

黄昏

喧騒の中 動き回った今日は 静かに暮れる

明日が来ますように と願う

平穏なる地球を願う

地が動かぬように 強固でありますように と祈る

もう御免なのだ 地が動き 破壊する行為は


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【黄昏】

2011年12月1日木曜日

陽光に照る

ススキがさわやかな秋の風の中に

ゆっくり揺れる 秋の陽光が照らす

そこは野川の畔

また明日も ススキの穂は ここで揺れる

誰が見なくても あるがままに


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【陽光に照る】

2011年11月30日水曜日

晩秋の輪廻

青く輝き 光と風の中で 戯れた葉にも

この時は やって来る

自然の摂理のままに 朽ちて 落ちて

土に還り 再びの力の源になろう

青く輝く その時のために


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【晩秋の輪廻】

2011年11月29日火曜日

五色の紅葉

色とりどりに もみじは色づく

深き秋の風情に浸る

陽光は このためにあるかのように

照射を繰り返し 赤の五色をつくる

自然の色は 誰にも真似られない



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2011年11月28日月曜日

紅葉の散歩道

陽光がもみじを輝かせ 道を彩る

野川沿いの その道は

みんな好きだ みんなそこを歩く

赤く染まる道は 紅葉の道


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【紅葉の散歩道】

2011年11月27日日曜日

頭上の秋 3

頭上は遥か 空高く

イチョウは伸びて 青をキャンバスに

黄色い絵具で 絵を描く


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【頭上の秋 3】

2011年11月26日土曜日

頭上の秋 2

視界の届くところすべてが 秋色

見上げれば 頭上のイチョウは

光彩の中で 黄色く踊っていた


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【頭上の秋 2】

頭上の秋

風雨を越えて

カツラの木は 悠然と立ち

時の流れを告げる

秋の深まりは 色づく葉をつくり

やがて木枯らしに消えるまで

頭上で秋を演出する


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【頭上の秋】

2011年11月25日金曜日

黄色の世界

黄色の世界 一面に

光の中に 輝いていた

幻想を超えた その色は 現実を惑わす


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【黄色の世界】

2011年11月24日木曜日

見上げてみれば

やっとゆっくり もみじが色づきはじめた

逆光に赤く輝くもみじは 目を奪う

日頃は 誰も気づかないのに


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【見上げてみれば】

2011年11月23日水曜日

傘とまち

まちが傘越しに見える

人が行き交い まちをつくる

何が楽しい? 何を悩んでいる?

人それぞれの世界 誰も勝手に乱せない

孤独から外へ まちへ出よう


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【傘とまち】

自画像

休日の私は 高揚した気分で

背中に機材を担ぎ 行く

土を踏み 草を踏み 行く

太陽を確かめ 風景をにらみ

形を定めて 夢中にシャッターを押す


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【自画像】

2011年11月22日火曜日

赤い輝き

樹のむこうには 赤く色づいた葉が輝く

いよいよ待望の紅葉がやって来た

山を越え 谷を越え ここにやって来た

冷たい風にさらわれるまで ここで赤く輝け


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【赤い輝き】

2011年11月21日月曜日

すずめ

最も身近な野鳥 すずめ

住宅の近くに生息し 繁殖していたのに

いつの間にか居なくなった 

すむべき家を失ったのだ

河原の一角で 息をひそめていた


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【すずめ】

2011年11月20日日曜日

秋色の道

徐々に落葉樹は 葉を落とし

道を埋めていく

秋色に染まった林へ 道はつづく


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【秋色の道】

2011年11月19日土曜日

秋に戯れる

エナガが群れて動き回る時

眼前で戯れる

ギィギィと声を立て 樹を登り

孤独に舞う コゲラ


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【秋に戯れる】

2011年11月18日金曜日

枝から枝へ

エナガは動き回る

季節を愛でるかのように 激しく 忙しく

枝から枝へ 動き回る


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【枝から枝へ】